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Channel: 樋口裕一の筆不精作家のブログ
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「ニーベルングの指環」ガラ・コンサート 圧倒的なワーグナーの世界!

 2024年4月7日、東京文化会館大ホールで、東京春音楽祭、「ニーベルングの指環」ガラ・コンサートを聴いた。指揮はマレク・ヤノフスキ、管弦楽はNHK交響楽団(ゲスト・コンサートマスターはウォルフガング・ヘントリヒ)。曲目は、前半に「ラインの黄金」のフィナーレと「ワルキューレ」第一幕のフィナーレ、後半に「ジークフリート」の第2幕のフィナーレと「神々の黄昏」のフィナーレ。...

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パーペの深い歌声に心を打たれた

 2024年4月10日、東京文化会館小ホールでルネ・パーペ(バス)とカミッロ・ラディケ(ピアノ)のリサイタルを聴いた。1997年のバイロイト音楽祭だったと思う。初めてパーペの名前を知り、その豊かな太い声に驚嘆したのを覚えている。その後、何度となくパーペの歌を聴いてきた。今回、久しぶりにパーペの歌を聴いたが、相変わらずすごかった!...

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おとなしいブルックナーのミサ曲第3番と、男性的ではないブラームスの弦楽四重奏曲

 2024年4月13日、東京春音楽祭の二つのコンサートに出かけた。まずは、14時から、東京文化会館大ホールで、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」とブルックナーのミサ曲第3番。指揮はローター・ケーニヒス、管弦楽は東京都交響楽団。...

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東京春音楽祭 「エレクトラ」 名演だった!

 2024年4月18日、東京文化会館大ホールで東京春音楽祭、リヒャルト・シュトラウスの楽劇「エレクトラ」(演奏会形式)を聴いた。指揮はセバスティアン・ヴァイグレ。素晴らしい演奏だった、名演だと思う。...

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ベルリン・フィルメンバーによる室内楽 フックスのクラリネットに感嘆!

 2024年4月20日、東京文化会館小ホールで東京春音楽祭「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽」を聴いた。  出演はアレクサンダー・イヴィッチ(ヴァイオリン)、オラフ・マニンガー(チェロ)、ヴェンツェル・フックス(クラリネット)、オハッド・ベン=アリ(ピアノ)。...

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ヴァイグレのベートーヴェン交響曲第4番、そして新しい生活のこと

 2024年4月26日、サントリーホールで読売日本交響楽団のコンサートを聴いた。指揮はセバスティアン・ヴァイグレ。曲目は前半にブラームスの「大学祝典序曲」と、ロザンネ・フィリッペンスが加わってコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲、後半にベートーヴェンの交響曲第4番。素晴らしい演奏だった。...

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藤原歌劇団「チェネレントラ」 楽しかった!

 2024年4月27日、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワで藤原歌劇団公演「チェネレントラ」をみた。演出はフランチェスコ・ベッロット。2018年の再演。今回の指揮は鈴木恵里奈。...

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2024年ラ・フォル・ジュルネ東京 5月3日

 東京国際フォーラムで今年もラ・フォル・ジュルネ東京が始まった。コロナでいったん中断、その後、規模を縮小しての開催。今年のテーマは「オリジン」。...

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ラ・フォル・ジュルネ東京2024年 2日目(5月4日)

 ラ・フォル・ジュルネ東京2024年の2日目。3つのコンサートを聴いた。   オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)、エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)  ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ ト長調、エネスクのヴァイオリン・ソナタ第3番「ルーマニアの民俗様式で」。...

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ラ・フォル・ジュルネ東京2024年 3日目(5月5日)

オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)、萩原麻未(ピアノ)、エルミール弦楽四重奏団(弦楽四重奏)によるショーソン作曲の「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール」...

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映画「悪は存在しない」 ラストを私なりに解釈してみた

 濱口竜介監督のベネチア映画祭銀獅子賞受賞作「悪は存在しない」をみた。途中までは納得してみていた。そこまでは、ある意味、とてもよくできたふつうの映画だった。...

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新居由佳梨リサイタル 超絶技巧の中からメロディを浮かびださせる!

 2024年5月12日、座間市立市民文化会館ハーモニーホール座間で、新居由佳梨ピアノ・リサイタル 2024 in ZAMAを聴いた。  新居さんとは10年以上前に知り合い、その後、何度かお仕事をご一緒させていただいた。多摩大学でクラシック音楽のコンサートを企画・運営するゼミを受け持っていた時期、何度か演奏をお願いしたことがある。今回、久しぶりに聴かせてもらった。...

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オペラ映像「コリントの包囲」「チャロデイカ」

 現在の家に引っ越してから2週間以上たつ。やっと、段ボール箱がほぼなくなり、それなりにもののありかが大体わかるようになり、日常生活を支障なく送れるようになった。まだまだ必要なものが見つからずにあちこちを必死に探すことがあるが、それもだいぶ減ってきた。  最近購入の大型テレビ(といっても55型だが)でオペラを2本見たので、簡単な感想を記す。   ロッシーニ 「コリントの包囲」2017年8月...

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竹澤&津田のシュトラウスのソナタに感激

 2024年5月15日、浜離宮朝日ホールで「浜離宮ランチタイムコンサート」を聴いた。演奏は竹澤恭子(ヴァイオリン)、ピアノ伴奏は津田裕也。曲目は、前半にモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調とブラームスのヴァイオリン・ソナタ 第2番、後半にクララ.シューマンの3つのロマンスとリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。...

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ハーン&ヘフリガー 盛り上がらないブラームスだった

 2024年5月16日、東京オペラシティ・コンサートホールでヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)とアンドレアス・ヘフリガー(ピアノ)のデュオコンサートを聴いた。曲目はブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲。...

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アスミク・グリゴリアン 最高のソプラノ!

 2024年5月17日、東京文化会館で、アスミク・グリゴリアン ソプラノ・コンサートを聴いた。伴奏はカレン・ドゥルガリャン指揮の東京フィルハーモニー交響楽団。  グリゴリアンは、映像ソフトやCDでサロメ、ゼンタ、イェヌーファ、ルサルカ、クリソテミスなどを聴き、そのたびに圧倒されてきた。一昨年の東京交響楽団による「サロメ」の実演でも圧倒的だった。次々と大型新人歌手が現れるが、この人はその中でも別格。...

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レオンハルツベルガー 「ばらの騎士」オクタヴィアンのモノローグに感動

 2024年5月23日、武蔵野市民文化会館小ホールでマヌエラ・レオンハルツベルガー(メゾ・ソプラノ)のリサイタルを聴いた。とてもよかった。...

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モンテカルロ・フィル&山田&藤田  素晴らしかったが・・・

 2024年5月27日、サントリーホールでモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演を聴いた。指揮は山田和樹。曲目は前半にベートーヴェンの「コリオラン」序曲と、ピアノの藤田真央が加わってベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、後半にベルリオーズの幻想交響曲。藤田ファンのためだろう、観客の80パーセント以上、もしかしたら90パーセント近くが女性かもしれない。異様な雰囲気だった。...

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イザイ協会「イザイとドビュッシー」 ドビュッシーの弦楽四重奏曲に感動!

 2024年5月30日、大田区民ホール・アプリコ大ホールで日本イザイ協会主催、「イザイとドビュッシー」を聴いた。出演は、戸田弥生(ヴァイオリン)、池田菊衛(ヴァイオリン)、磯村和英(ヴィオラ)、佐藤晴真(チェロ)、野原みどり(ピアノ)。イザイとドビュッシーの交流を中心にして、トークを交えながら演奏された。堪能した!...

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堤剛&小山実稚恵 いぶし銀のベートーヴェン!

 2024年6月1日、サントリーホールブルーローズで、サントリーホールチェンバーミュージックガーデンの初日、オープニングコンサートを聴いた。出演は堤剛(チェロ)と小山実稚恵(ピアノ)。曲目はすべてベートーヴェン。前半にチェロ・ソナタ第1番と『ユダス・マカベウス』の主題による変奏曲とチェロ・ソナタ第2番、後半にモーツァルトの『魔笛』より「愛を感じる男の人たちには」による変奏曲とチェロ・ソナタ第3番。...

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