オペラ映像「ラインの黄金」「ワルキューレ」「こうもり」「ドン・カルロ」
オペラ映像を数本見たので、簡単に感想を記す。 ワーグナー 「ラインの黄金」2022年10月 ベルリン国立歌劇場 バレンボイムが振る予定だったが、体調不良のためにティーレマンに代わったベルリン国立歌劇場の「ニーベルングの指環」チクルス。...
View Article堤&小山のベートーヴェン 音楽が息をしている!
2024年6月4日、サントリーホールブルーローズで、チェンバーミュージック・ガーデン、堤剛&小山実稚恵のベートーヴェンの作品選の2日目を聴いた、曲目はチェロ・ソナタ第4番、モーツァルトの『魔笛』より「恋人か女房か」による12の変奏曲、そして、チェロ・ソナタ第5番。...
View Article葵トリオ スメタナのピアノ三重奏曲に圧倒された!
2024年6月6日、サントリーホール ブルーローズでサントリーホール・チェンバーミュージックガーデン、葵トリオによるコンサートを聴いた。曲目は、前半にベートーヴェンのピアノ三重奏曲第4番「街の歌」とフォーレのピアノ三重奏曲ニ短調、後半にスメタナのピアノ三重奏曲ト短調。世界の第一線のピアノ三重奏団だということをはっきりと示してくれる名演奏だった。...
View Articleヴォーチェ弦楽四重奏団&波多野のドビュッシーが素晴らしかった
2024年6月7日、サントリーホールブルーローズでチェンバーミュージック・ガーデンの一環で、ヴォーチェ弦楽四重奏団を中心としたコンサートを聴いた。ただし、ヴァイオリンのサラ・ダイヤンが体調不良とのことで、代わりに、コンスタンス・ロンザッティ(元ディオティマ弦楽四重奏団)が演奏。チェロ奏者も変更になっていた。...
View Articleウェールズ弦楽四重奏団ベートーヴェンチクルス 私の最も嫌いなタイプの演奏だった!
2024年6月12日、サントリーホールブルーローズで、サントリーホール・チェンバーミュージックガーデン、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏の2日目を聴いた。演奏はウェールズ弦楽四重奏団。曲目は前半に第6番、後半に第13番大フーガ付き。...
View Article芸劇ブランチコンサート ドヴォルザークのピアノ四重奏曲を楽しんだ
2024年6月19日、東京芸術劇場でブランチコンサートを聴いた。出演は、郷古廉(ヴァイオリン)、佐々木亮(ビオラ)、向山佳絵子(チェロ)、清水和音(ピアノ)。曲目は、モーツァルトのピアノ四重奏曲第2番K493とドヴォルザークのピアノ四重奏曲第2番変ホ長調。...
View Article山形交響楽団さくらんぼコンサート ブラームスの二重協奏曲に感動
2024年06月20日、東京オペラシティコンサートホールで山形交響楽団のコンサート(さくらんぼコンサート)を聴いた。山形交響楽団の評判はずっと前から聞いていたが、実際の演奏を聴くのは初めて。評判通りの演奏だった。指揮は阪哲朗。 曲目は、前半にモーツァルトの「魔笛」序曲とミサ曲ハ長調「戴冠式ミサ」K.317、後半にニキシュの「ファンタジー(オペラ 「ゼッキンゲンのトランペット吹き」...
View Article英国ロイヤル・オペラ・ハウス来日公演「リゴレット」 デュピュイ、シエラ、カマレナ凄い!
2024年6月25日、神奈川県民ホールで英国ロイヤル・オペラハウス来日公演「リゴレット」をみた。今日はマチネということで、ほかの日よりも3割引きほどの料金だった。円安の影響で外来演奏家のコンサートのチケットの高騰に苦しんでいるので、このような配慮はありがたい。...
View Article井上&服部&N響のショスタコーヴィチ 妖精の縦横無尽の舞い
6月29日、サントリーホールでNHK交響楽団演奏会を聴いた。指揮は井上道義。曲目は服部百音のソロが加わって、ショスタコーヴィチのヴァイオリン第1番と第2番、そして、それに挟まれるようにしてロッシーニの「ブルスキーノ氏」序曲。...
View Articleオペラ映像「ルサルカ」「当惑した家庭教師」「女の手管」「ロンドンのイタリア女」
オペラ映像を数本見たので、感想を記す。 ドヴォルザーク 「ルサルカ」2023年3月2,7日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス これは超名演! グリゴリアンのルサルカを目当てに購入したのだったが、まずオーケストラの最初の数小節の音に圧倒された。なんと精緻でぴたりと決まった音だろう!...
View Article歩行者の見えない国ブルネイ 旅行メモ
2024年7月1日から5日にかけて、ブルネイ旅行に出かけた。これまで何度か利用した旅行代理店のツアーに参加。と言っても、参加者は私と30代の息子の二人だけの個人ツアー。初めは私一人が計画していたが、ちょうど時間の空いた息子が興味をもって同行することになったのだった。...
View Articleヴィンツォー&読響のドヴォルザークに感動!
2024年7月13日、東京芸術劇場で読売日本交響楽団定期公演を聴いた。指揮はカタリーナ・ヴィンツォー(これまでウィンコールと表記されることが多かったと思う)、曲目は、前半にドヴォルザークの序曲「謝肉祭」と、マチュー・デュフォーのフルートと景山梨乃のハープが加わってモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲、後半にドヴォルザークの交響曲第8番。ヴィンツォーの指揮は初めて聴いた。素晴らしいと思った。...
View Article清水和音&三浦文彰のベートーヴェン 美音だが、ちょっと上品すぎない?
2024年7月15日、サントリーホールで、清水和音、三浦文彰によるベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会第2回を聴いた。曲目はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3・6・7番。 清水人気なのか三浦人気なのか、今回もまた圧倒的に女性客が多い。このところ、そのような場面にしばしば遭遇する。...
View Articleノット&東響のブルックナー7番 ちょっとマーラーっぽい?
2024年7月20日、サントリーホールで東京交響楽団定期演奏会を聴いた。指揮はジョナサン・ノット、曲目は前半にラヴェルの「クープランの墓」(管弦楽版)、広範にブルックナーの交響曲第7番(ノヴァーク版)。とてもいい演奏だった。 「クープランの墓」は、フランス音楽にしては硬質な音で、かなりてきぱきと音楽が展開していく。しかし、繊細にして緻密。これがノットと東響の音なのだろう。満足だった。...
View Articleエッティンガー&東フィル ブルックナーらしいブルックナーに感動!
2024年7月24日、東京オペラシティコンサートホールで東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会を聴いた。指揮はダン・エッティンガー、曲目は、前半に阪田知樹が加わってモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調、後半にブルックナーの交響曲第4番(ノヴァーク版)。素晴らしかった。感動した。...
View Article新国立劇場オペラステュディオ、サマー・リサイタル2024 若手の演奏を楽しんだ
2024年7月25日、新国立劇場小劇場で、新国立劇場オペラステュディオ、サマー・リサイタル2024を聴いた。研修生たちの公演だ。私は、これからのオペラ界を支えていく若手歌手が参加する研修所の公演を楽しみにしている。今回もとても楽しめた。...
View Articleオペラ映像「トゥーランドット」「ルスランとリュドミラ」「皇帝の花嫁」
暑い日が続いている。気温が35℃を超すと、外に出るのも命がけ。外出は暑い時間帯を避けて、できるだけ室内で過ごしている。春に新しい家に荷物を運び入れたわけだが、その際、NHKの番組を録画しただけでみた記憶のないオペラの映像が何本も出てきた。それを含めて、数本見たので、感想を書く。 プッチーニ 「トゥーランドット」 2023年12月7・8・13日、ウィーン国立歌劇場...
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